SUMCO/長崎工場人員削減・伊万里ソーラー工場と生野工場閉鎖 全体で1300名カット

同社は2日、太陽光発電業界の不振や半導体不況それに円高を踏まえ、事業再生計画を策定した。その計画により2011年期(今期)に、事業再生損として482億円を特損計上すると発表した。  

再生計画骨子は
1、 ソーラー事業からの撤退
2、 半導体シリコンウェーハ事業の生産拠点の再編と集約
3、 人員削減

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<事業再生計画の概要>

(1)ソーラー事業撤退(太陽電池用シリコンウェーハ生産)
    ・伊万里のソーラー工場を2013年度中までに閉鎖
・連結子会社SUMCOソーラー㈱解散(撤退損180億円)
(2) 300mmウェーハライン
2012年度までに長崎工場の300mmラインを閉鎖、伊万里工場と台湾FSTに集中
(3)200mmウェーハライン
生野工場(兵庫県朝来市生野町)を閉鎖、伊万里・長崎工場へ生産移管
(4)150mmウェーハライン
伊万里工場の150mmライン閉鎖、宮崎工場とインドネシア工場に集約
(5)人員削減
2013年度中までに1,300名削減(全体の15%相当)

<佐賀県5億2千万円を助成>
SUMCOが、閉鎖方針を発表した伊万里市東山代町の太陽電池部品工場に、佐賀県は2009年度、工場立地や雇用促進の奨励金として計5億2千万円の補助金を出していた。3年での撤退に困惑している。今後、失業者対策が求められる。
(助成金については、シャープが以前三重県に返還したと思うが・・・)

<長崎工場(大村市雄ヶ原)>
  長崎工場では、300mmと150mmラインが閉鎖され、200mmラインが増設される。
これに伴い長崎工場は200名削減される見通し。失業者対策が求められる。
大村市で勤め口が見つかるだろうか。

<コメント>
ソーラー用シリコンウェーハの単価は、3年前と比べ90%下落。世界不況により市場の拡大が進まない中、中国が生産量を拡大させており、円高もあり、単価は下落する一方である。
半導体用も不況により、市場が縮小するなか、台湾+中国勢及び韓国勢が安価なウェーハの大量生産により、価格下落が続いている。
これらの国々の生産設備は日本製が殆どであり、しっかりした企業の工場では品質面も安定してきている。

SUMCOは、佐賀県江北町の山間に新しい大型工場を有しており、円高も含めて業績悪化が続けば、処方が心配される。

4日、ドジョロゲ野田は、円高容認を講演で話している。アホタレ!

<欧州財政危機からの開放次第>
欧州の財政金融問題に決着が付けば、欧州経済も動き出し、それにつられて米国も回復が鮮明になると思われる。当然新興国も元気を取り戻す。そしてこれまでの超円高はいくらか円安へ誘導されることになろう。
半導体用ウェーハ価格も、世界経済が緩やかでも回復してくれば、需要が拡大して価
格が戻ると思われる。
 

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